代表者挨拶

代表取締役社長

三宅 美博

 

 

 

われわれは東京工業大学(現:東京科学大学)を中心にして共創システムに関する研究を30年以上続けて参りました。いまでは「共創」という言葉が日常的に使われるようになりましたが、この研究を開始した1995年当時にわれわれが新しく創り出した言葉が「共創」です。そこから人間と人間あるいは人間と人工物が場を介して共に意味を創り出す共創という在り方に関する研究が始まりました。

 

共創システムとは、工学的に捉えると人間と人工物のインタラクションを介して人間の創造性を高めるシステムであり、われわれはこのような共創システムの理論構築や社会実装を進めて参りました。そして、その膨大な研究成果を医療と教育の分野における課題解決に活用することを目的として共創システム研究所を設立しました。本組織は東工大発ベンチャー(現:東京科学大学認定ベンチャー)として登録されています。

 

ここには二つの大きい取組みが存在します。医療分野への応用では、先端AIやVRを用いる歩行リハビリテーション支援システムがあり、それを介して患者や高齢者の社会参加を促進します。教育分野では、CPSとセンサネットワークによる教師と学生のコミュニケーション可視化や感情推定であり、教育現場における学びの場づくりを支援します。

 

われわれの新たなチャレンジはまだまだ始まったばかりですが、ここから善き未来が共創されるよう努力いたします。